宝塚記念の売上と入場者数（過去５年）を分析！「宝塚記念は盛り上がらない」風潮を打開！
宝塚記念と言えば春のG1シーズンのラストを飾るG1レースで、ファン投票によって出走馬が選ばれるシステムなどで関西競馬を盛り上げるビッグレースですね。
有馬記念が暮れのグランプリレースと呼ばれているのに対し、宝塚記念は上半期のドリームレースとも称されています。もともと関西地区には有馬記念のようなレースは無く、有馬記念のようなビッグレースを関西にも！ということで1960年に開設されたレースです。
歴代勝馬にはディープインパクト、オルフェーヴル、ゴールドシップ、テイエムオペラオー、サイレンススズカといった名馬がズラリと並び、注目度の高いレースとなっております。
しかし近年は出走頭数もフルゲートになることは稀で、年々盛り下がってきているような印象も見受けられるのですが・・・実際どうなのでしょうか。以下に近5年の売上と入場人員数をあげてみました。
| 年 | 売上 | 入場人員 |
|---|---|---|
| 2015 | 195億7533万7300円 | 6万8354人 |
| 2014 | 173億6207万4300円 | 7万1793人 |
| 2013 | 169億6661万3000円 | 7万413人 |
| 2012 | 187億8043万9800円 | 6万1122人 |
| 2011 | 192億1436万5300円 | 5万9219人 |
見てみると特別減っているわけではなさそうですね。むしろ一時期より盛り返してきています。驚いたのは2011年の年。この年は東日本大震災があって自粛ムードで競馬の売上は全体的に下がっていた年でした。この年は新馬券のWIN5があったのでそこからの売上は大きかったですが、 2011年度の馬券などの事業収益は前年に比べて約1376億円減の約2兆3062億円。純損失は約63億4400万円と、54年ぶりに赤字に転落しました。
そんな年だったわけですが宝塚記念は不景気しらずで売上は前年比106.7％、入場人員も106.3％アップという好調ぶり。ブエナビスタ、エイシンフラッシュ、ルーラーシップといった強馬が参戦したこともあってか盛り上がったみたいですね。
今年は9年ぶりのフルゲート！例年以上の盛り上がり見せる
近年はJRAの広報費のかけ方もかなり大胆になってきていますので、昨年なんかも入場人員は減っているものの売上は大幅にアップしています。今年は珍しくフルゲートとなっておりますし、このまま回避がでなければ実に9年ぶりにフルゲートでの開催となります。メンバーもドゥラメンテ、キタサンブラック、アンビシャス、ラブリーデイとかなり豪華なメンバーが揃っています。今年は売上も入場人員も前年比増しが見込めるのではないでしょうか。
記事冒頭で宝塚記念は近年出走頭数も少なく盛り上がりに欠けるという印象があると記しましたが、そう思わせる要因はやはり出走メンバーの質でしょう。宝塚記念は春の最後のG1ですし、夏前で馬が疲れているということあってなかなかここを目指す有力馬がいないというのが質が低くなる要因ではないでしょうか。「夏の暑い時期にあまり走らせたくない」、「余力があれば」といったように積極的になれない一面がありそうな気がします。
これを解決するにはやはり賞金額を上げるか時期をズラすかしかないと思います。1着賞金は1億5000万円となっており、有馬記念の2億5000万円と1億円もの差があります。同時期の天皇賞春と同じ賞金ですし、じゅうぶんに高額な賞金と言えますが有馬記念の対抗として作られたレースと考えると少し寂しいですね。優勝賞金の引き上げはレースの価値を上げる一つの手段ですが、今年のようにどんどん良い馬が集まってきてくれれば賞金引き上げも現実的な話となってくるかもしれませんね。
一競馬ファンとしては春のG1シーズン最後のG1レースですので、春競馬の締めくくりに相応しい豪華なメンバーで面白いレースが見たいものです。今後の宝塚記念のレースレベルが上がっていってくれることを願っています。
★宝塚記念の３連単予想実績★
'13年、'14年と２年連続３連単的中！
昨年2014年の宝塚記念は３連単を見事的中させた。11番ゴールドシップから中穴狙ったフォーメーションで見事に３連単を的中↓
馬券種：三連単
買い目：⑪－⑤－③
配当金：251,440円
購入費：800円
＋250,640円
一昨年の'13年はちょっとセコいフォーメーションで買い目も多かったのだが、とりあえずプラスに。２連勝中だった人気薄のローゼンケーニッヒと叩き２戦目のヒットザターゲットの好走に期待して高配当も期待していたが割りと硬めの決着だった↓
馬券種：三連単
買い目：⑩－④－⑪
配当金：23,420円
購入費：16,800円
＋6,620円
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